座標参照系のPURL
地理的な座標による空間参照 のページを更新しましたとおり、座標参照系のURIを確固としたものに改訂しました。 それは、http://purl.org/crs/84 です。
SVG MapではWGS 84を基にした座標参照系を共通の座標参照系とすることで、シンプルで広汎な相互運用性を得ようと考えています。 この座標参照系は、OGCのWMSでは"CRS:84"と呼ばれています。
一方、SVG(1.1以降)の仕様では、そのグラフィックス(地図)が使用している座標参照系を、コンテンツ自身にメタデータとして記述することになっています。したがって、先の"共通の座標参照系を使っている"ということを 各コンテンツに記述すれば良いことになります。SVG(1.1以降)の仕様では、それはRDF (RDF/XML)によって記述・言明されなければなりません。(参照)
RDFで、"共通の座標参照系"を言明するには、それがURIとして識別できなければなりません。そのため、、"共通の座標参照系"である"CRS:84"座標参照系のための確固としたURIは、とても重要です。
WMSでの名称"CRS:84"は、URIとしては不適切です。そこでOGCは、独自にURNによる座標参照系識別子を提唱しているようですが、以下の問題がありました。
- (NID:ogc)はURNとして正式に登録されていない(2007-04-27 現在)(参照)
- シンプルな仕様書へのアクセスがURNではできない
一方、PURL(Persistent Uniform Resource Locator)は、永続的なURL(URI)の保証を目的に作られたものです。詳しくは、purlのホームページやwikipedia:purlをご覧ください。 日本語の資料はあまり多くありません。PURLは基本的にWWWのためのURLなので、WWWブラウザで簡単にアクセスすることができます。
PURLはセマンティックWebに関係する仕様のネームスペースとして しばしば用いられており、有名なところではDublin CoreやRSS1.0などがPURLを用いています。
そこで、座標参照系のためのドメインをPURLに登録しました。
http://purl.org/crs です。
そして、CRS:84のための、PURLを登録しました。
http://purl.org/crs/84 です。
今後、SVG Mapコンソーシアムでは、http://purl.org/crs/84 を 共通の座標参照系として推奨します。